講談社・少年少女評判読物選集/昭和20年代・稀覯本/西條八十「青衣の怪人」・横溝正史「大迷宮」ほか8冊セット セール中

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講談社の「少年少女評判読物選集」全12冊のうち8冊のセットです。   書籍カバーなどには講談社とされていますが、奥付によれば、当時の講談社は正式には「株式会社大日本雄弁会講談社」という名称であったようです。   少年少女評判読物選集の構成は末尾に記載しているとおりですが、欠品と表示した4冊は残念ながらありません。   出品書籍8冊の詳細は以下のとおりです。   なにぶん古いものであり、経年劣化、ヤケなどがあります。   また、画像の枚数制限のため、細かく掲載することはできませんが、個別に傷・皺・破れ・水濡れ跡などがあります。   画像では確認できない傷や当方では気づかない傷などもあると思われますが、古書の性質上ご理解いただき、ご了解の方のみご入札ください。 ノークレーム、ノーリターンでお願いします。   なお、落札されたにもかかわらずご連絡をいただけない場合等においては、落札者削除させていただく場合があります(評価の合計が-1以下の方には入札をご遠慮いただいております)。     <出品書籍詳細>   「青衣の怪人」 昭和27年9月1日再版(初版は昭和27年1月15日)   内容:歌人・作詞家の西條八十による探偵小説です。 少女クラブに連載されたもので、少女が主人公です。 今では差別的表現となる表現が多く、シチュエーションとしても認められないと考えられますから、今後、このままの状況で出版されることはないと考えられる貴重な作品です。     「大迷宮」 昭和27年9月1日再版(初版は昭和27年1月15日)   内容:横溝作品ですから、探偵は金田一耕助ですが、少年向けに書かれています。 末尾に「子どもに、ゆめや活動力のみなもとをあたえる一方、まちがいなくものを判断する力やものごとをつきとめて考える才能を、すこしでも伸ばすというのが、この小説を書いているあいだ、私が抱きつづけた願望である。」などと作者のスタンスが示されています。     「虹を求めて」 昭和27年2月15日初版 表紙の端4か所に、ひもで結わえたことによる凹みがあります。   内容:「麦と兵隊」をはじめとする兵隊小説で有名な火野葦平の少女向け小説です。 7人の少女の友情を描いたものです。 虹の七色になぞらえて「虹を求めて」というタイトルになっているようです。     「無人島に生きる十六人」 昭和27年2月15日初版 裏表紙の端3か所(天、地、小口)に、ひもで結わえたことによる凹みがあります。   内容:後に新潮文庫などにも収録された感動的な実話小説です。 巻末には、著者のあとがきに変えて、難船により無人島生活をした中川倉吉本人の感想も掲載されています。     「観音笛」 奥付によれば、昭和27年9月1日再版(初版は昭和27年1月15日)となっていますが、「虹を求めて」の予告によれば、第9巻から第12巻までは3月中に発売されるとなっています。 奥付部分のみ後貼りとなっています。   著者は歴史小説を得意とする中沢夫ですが、奥付には中沢経夫となっています。 書籍自体もエラー本で、129頁から144頁までの16頁が、193頁から208頁までに置き換わっています。 つまり、129頁から144頁は落丁で、193頁から208頁は重複で入っています。 また、製本時の紙ズレで、233頁から240頁までは袋とじのように小口側の頁がつながっていました(私が定規で切り分けましたので、今はつながっていませんが、頁がつながっていた形跡が残っています。) 落丁や乱丁が多かった当時の名残と言えるでしょう。   内容:奈良時代を舞台とする小説は珍しいですが、更に少女クラブに連載された少女向け小説という面でも珍しい作品であると思われます。 今では差別的な言葉が多分に使われているので、このままの状態では再び出版されることは難しいと考えられます。     「新聞小僧」 奥付によれば、昭和27年9月1日再版(初版は昭和27年1月15日)となっていますが、「虹を求めて」の予告によれば、第9巻から第12巻までは3月中に発売されるとなっています。 奥付部分のみ後貼りとなっています。   内容:巻末の作者による自作解題によれば、「敗戦の後まもない時に、どこかに日本の再生の芽ばえを見つけよう、という気持ちで書いた」とされているように、終戦後を舞台にした少年たちの友情物語です。 当時の少年向け小説の典型的なパターンとも思われます。     「少女百面相」 奥付によれば、昭和27年9月1日再版(初版は昭和27年1月15日)となっていますが、「虹を求めて」の予告によれば、第9巻から第12巻までは3月中に発売されるとなっています。 奥付部分のみ後貼りとなっています。 「少年少女評判読物選集」の他の書籍と異なり、頁内2段組となっています。   内容:ユーモア小説の第一人者である佐々木邦が昭和7年に少女倶楽部に発表した少女向け小説です。 舞台は太平洋戦争前ののどかな時代。 主人公は県知事の娘ですが、当時の県知事は国家公務員で政府に命じられて地方に赴くという制度だったということです。 およそ90年前の生活を垣間見ることができます。     「心の銀河」 奥付によれば、昭和27年9月1日再版(初版は昭和27年1月15日)となっていますが、「虹を求めて」の予告によれば、第9巻から第12巻までは3月中に発売されるとなっています。 奥付部分のみ後貼りとなっています。   内容:詩人でもある作者によって、巻頭に小説の内容を示す七五調の「序詩」が掲げられているので画像掲載いたします。     参考<選集構成・欠品を含む> 西條八十「青衣の怪人」(探偵小説) 山岡荘八「この鐘を打て」(熱血小説)…欠品 横溝正史「大迷宮」(探偵小説) 中沢坙夫「風雲天帝城」(時代小説)…欠品 山手樹一郎「おとめ街道」(時代小説)…欠品 太田黒克彦「アジアの古城」(冒険小説)…欠品 火野葦平「虹を求めて」(友情小説) 須川邦彦「無人島に生きる十六人」(冒険物語) 中沢坙夫「観音笛」(時代小説) 阿部知二「新聞小僧」(友情小説) 佐々木邦「少女百面相」(明朗小説) 小野忠孝「心の銀河」(感動小説)

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