2016年に制作して、音質面で改良しながら使用していましたが、レストアして入手しやすい真空管に改良したものです。正統派の諸兄からは眉をひそめられるかもしれませんが、遊び心満載で制作したもので、中波放送の本来の音質がわかるように仕上げています。
真空管 ：5654(6AK5)×3+5670W(予備5654、5670Wそれぞれ1本付き、ブランドはGEとSylvaniaでともに軍箱付き）電源ユニット ：別置き(Sicダイオード整流、SiC MOSFET使用）音声出力 ：バナナジャック8Ω、ヘッドフォン端子付きループアンテナ ：TECSUN AN200 1台接続ケーブル ：ACコード(2m、新品)、本体給電ケーブル(1.5m、新品)、バナナプラグ付きスピーカケーブル(1m) 各1本本体寸法・重量 ：236W x 85H x 194D（木箱寸法）・1.6kg電源ユニット寸法・重量：80W x 75H x 145D ・1.3kg
真空管はNOS品に取替えています。検波はGeダイオード（SD-13)と双信電機SEコンデンサを、ボリウムには東京光音電波製CP601Aを使用しています。SEコンデンサはRFでも大きな効果があります。メータ類のドライブ回路には音質を損ねないようオペアンプ（OPA4227A)を使用しています。照明はLEDです。安全のためにトランス、コンデンサ等にはビンテージ物を使用していません。操作面は、黒色フェノール樹脂です。パイロットランプには本物のジュエル（カボションカットのルビー）をつけています。知人マンション宅でも問題なく受信できました。音質的には、澄んでいて伸びる高音が特徴で、聞きやすい音質です。再生をできるだけかけないほうが音質は良いです。離調ノイズはほとんど出ません。なお、電源ユニットは通電により暖かくなりますが故障ではありません。横浜市内での受信では、下記の通り、NHK2局、AFN、民放4局が混信せずに受信できます。放送局 周波数kHz バーニア指示値(目安）ＮＨＫ第１ 594 20ＮＨＫ第２ 693 34ＡＦＮ 810 46ＴＢＳラジオ 954 58文化放送 1134 70ニッポン放送 1242 78ラジオ日本 1422 88
強電界地域では、ループアンテナとアンテナ端子を結線せずに、写真のように本体横にループアンテナを配置しても受信可能です。この場合ループアンテナと本体の距離を調整して緩く結合させることになります。
数年間、故障はありませんでしたが、電子工作をされない方のために、万一故障したときには修理サポートいたします。完璧な品質をお求めの方や細かい仕上げが気になる方は入札をお控えください。